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  蜷川統計学 マルクス主義

R を使った統計学演習、計量経済データ解析演習の手引き

2025-04-27 15:12:05
2025-06-28 15:01:39
目次

R を使った統計学演習、計量経済データ解析演習の手引き

山田 満(Marxstat)

10年ほど前(2010年代中後ごろ)あるところで行った演習(講義)の時に、覚書として作成したファイルを公開します。使用したソフトウェアは、オープンソースの統計計算解析ソフトウェア R と表計算ソフト(リブレオフィス、Excel)です。演習で使用するデータセットは、(1)R でコマンドを介して生成した擬似データと(2)表計算ソフトに入力されたデータをコピー・ペーストで R に取り込んだデータ(R への取り込みコマンドやその際の注意事項はファイルに記載してあります)、です。そこに記載されている R のコマンド(スクリプト)は全てオリジナルなものです。なお、ファイルは、あくまでも演習時での覚書として作成したもので、教科書のように体系的ではなく、散漫ですが、何かの参考になればと思います。

統計学は物理学と同様に、数学ではなく、実験科学(実証科学)です。したがって、数学的に演繹された諸命題(結論)は物理的な実験装置と測定装置を用いた実際の実験により確かめられなくてはなりません。統計学では、今日では幸い、それをコンピュータ上のシミュレーションによって実行できます。そして、そこでのその実験の諸手続き(実験が行われる環境・諸条件、実験データの作成手続き、解析手続き等)は、実際の現実のデータを解析する際の参照基準となり、特定の統計的手法の適用の是非を決め、その有効性の度合いを測る際の参照基準となります。また、ネオ・リベラリスム的政治(権力)がそうであるように、それは現実( real; réel )を「断罪」し、その政治経済理念に合わせて現実を改変する際の参照基準(測定装置)として機能することにもなります(チェーンソーをかざして力づくで、あるいは「たった一度の人生なんだから  L'entreprise de soi 」と耳元で優しく呼びかけながらという手法を用いて)。

上述した立場から、この演習は、(1)参加者が自分でアイデアを出し工夫して色々なシミュレーションを実行できるようにすること、(2)実際のマイクロ・データを自分のアイデアで工夫しながら解析できること、を主な目的にして行われました。

なお、R は、R Studio というソフトウェア(個人での使用は無料です)を介して使うほうが便利で、よりユーザー・フレンドリーです。R Studio は下記からダウンロードできます(R のダウンロードも同じサイトを仲介してできます)。

R Studiohttps://posit.co/download/rstudio-desktop/  )

演習用のファイルは下記をクリックしてダウンロードできます。

ファイル(PDF形式):

マニュアル(1: R.pdf);2025年6月5日 ファイル更新

マニュアル(4 ランダムウォーク·モデル: Rwalk.pdf)

表計算ファイル(Excel形式):ダウンロードの際に、アラートが出ます;

sna_reg.xlsx ; stock2015.xlsx ; sal2014.xlsx ;

  forbes2013_f.xlsx ; FRB2016.xlsx ; frb2016_2.xlsx

【追記】統計グラフを用いたインタラクティブな解析、カーブ·フィッティング、プレゼンテーション用の統計グラフの作成などを行うには、DataGraph for Mac(個人用は120ドル;アップデートを含んだ永久ライセンス)を用いるのが良いと思います。

この記事を書いた人

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Monthly Review の古くからの読者、蜷川統計学、マルクス主義、アルチュセール、実験科学としてのマルクス主義(介入の科学としてのマルクス主義) 連絡先:marxstat@critique.sakura.ne.jp 関連するブログ:日々雑感 https://critique.sblo.jp/