日本への輸入車の販売台数(新規登録台数)の推移(長期時系列データ)を見ると,そこには二つのバブル的膨張期があることがわかる。 «Japan as No.1» 時代の成熟絶頂期のバブルと「終末期日本」の衰退期のバブルの二つである。後者の「終末期」のバブルは,「アベノミクス」と連動した東京オリンピック・コロナパンデミック・「軍事ケインズ主義」にともなう国家財政の膨張という要因と「団塊世代」の労働力市場からの撤退・引退に伴うデモグラフィックな要因を背景にした,円安(日本売り)と密接に連動した急激な株価と不動産価格の暴騰によって利益を得た特定の少数の社会層によるバブルである。「生活費高騰危機(the cost of living Crisis)」のなかでのこの後者のバブル(そして,それを支える社会層の行動)は,日本が売られ衰退していけば行くほど利益が膨張するという「略奪資本主義的」と呼びうるような「異様さ,異常さ」を持っている。
なお,追記しておけば,この二つのバブルの間には急激な円高(ドル安とユーロ安)と2011年の東日本大震災後の財政拡大という輸入車販売にとって有利な時期が挟まっている。
[注記]円安は外国メーカーにとって販売価格の高騰を招くため不利に働くが,海外に生産拠点を持つ日本メーカにとっては,海外からの逆輸入は有利に働く(より多くの円を手に入れることができる)。
統計グラフ(1)を表示する:
統計グラフ(2)を表示する:
統計グラフ(3)を表示する:
統計グラフ(4)を表示する:
統計グラフ(5)を表示する: